矢作川がもたらす土壌に恵まれた西尾で、古くから盛んな茶栽培。
抹茶文化の始まりは明治5年。独自の伝統製法を守りながら 広めてきた西尾の抹茶の新芽の特徴は、色濃く鮮やか、その葉肉は薄く柔らか く、まろやかな味。 昔ながらの手摘みや御影石の茶臼挽びきの伝統を受け継ぎ、 石臼で丁寧に挽ひ くことで、しっかりとした風味も立つ。
4月ごろの新芽が伸び始める 時期から25日以上の期間、伝統的な「棚式覆下栽培」とよばれる、茶棚の上に遮光資材を広げて被覆した条件下で栽培します。
黒いネットを被せることで、苦味成分のタンニンの増加をおさえ、テアニンという甘味成分を引き出します。ネットを直にかけず、茶棚に被せるこ とで薄く大きな茶葉となります。
海外への PRにも注力しており、第73回全国茶品評会にて農林水産大臣賞、2021年には特許庁主催の 地域ブランド総選挙で最優秀賞を受賞しました。10ヵ国でNISHIO MATCHAの商標登録を行ない、タイなどで販売するなど海外展開も盛んです。