下水道や水道など私たちの生活に必要なインフラの老朽化や対策に掛かる資金などが話題になっています。
下水道管を使い続けていくためには、内部を調査して状態を知っておくことが必要です。私たち管路情報協同組合は下水道管の内部を胃カメラと同じように、テレビカメラで調査することを主体とする会社の集まりです。
下水道管の調査は、調査員が入れない大きさの管はテレビカメラで、大きな管では調査員が中に入って目視(目で見て、カメラで記録)で調査します。
東京都では定期的に下水道管を調査しています。調査データはデジタル化され、データベース化されて、下水道管の修理や寿命を延ばすための大規模な管路更生の資料となります。下水道管の調査は効率的に行われていますが、組合ではDXや3Dなどを調査に活用する技術開発も行っています。
下水道管は普段目にすることが無いインフラですが、使い続けていかなければならない都市施設です。このためには多くの方々に下水道の維持や管理について知ってもらうことが重要であると考えています。
組合では創設以来、小学校や高等学校における出前授業に参加し、児童や生徒の皆さんに下水道を見てもらう取り組みを続けています。
今回、組合まつりに出展させていただいたことを機会に下水道管の調査がインフラの維持のために活用されていることを広報させていただき、下水道を知っていただくきっかけになれば幸いに思います。