東京都鍍金工業組合

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産品情報

御神輿へのめっき

皆さんにおなじみ「御神輿」にも現在でも広く使われています。上記の写真は、神輿の金属部分を再加工し、輝きを取り戻しています。
1855年代には、熱着法を利用した金めっきが、鎧金具に利用されており、江戸時代には、装飾品や刀剣、仏具等に使われていためっき技術が多く利用され、その現代につなげているのが私たち「めっき業」です。

印刷機用ロールへのめっき

私達の身の回りには、同じ動きをくり返したり(建設機械など)回転しつづけたり(印刷機など)してすり減ると困る部品がたくさんあります。
そこで部品の表面を硬くするめっきを用いて、製品寿命を延ばしたり美しく使い続けたり金型などから外れ易くする事ができるようになります。
街であまり見かけなくても生産工場の中や産業製品の内部ではめっきの技術がひそかに大活躍しているのです。
すり減らない、サビない、綺麗な表面にできるのは私達めっき業が得意としている優れた技術なのであります(工業用クロムめっき)。

写真提供 協伸化学工業㈱

ゴルフクラブへのめっき

コロナ禍でゴルフ人口(特に若い人や女性)が増え、ゴルフ場は常にいっぱいで会員権相場も上昇していると聞きます。ゴルフクラブも年々進化していますが、そんなクラブに「めっき」も貢献しています。
写真のパターヘッドをはじめ、アイアン、ウェッジなどにも機能、装飾目的で使われます。新品はもちろん、長年愛用して表面に汚れや錆がでたクラブのリメイクもおこないます。
※各写真は光沢のある金めっきとマットな質感のクロムめっきを施したパターヘッドです。

写真提供 ㈱ヒキフネ

貴金属へのめっき

日本の装身具は、稀有な歴史を持つ。

日本において装身具は、呪術的な意味をもつシンボルとして縄文~古墳時代にかけて広く普及した。首飾、腕輪、耳飾、指輪…多数の装身具が各地から出土している。
しかし、奈良時代以降、明治に至る1,100年間、装身具たちは日本から忽然と姿を消した。美しい着物や鼈甲の簪を纏った、浮世絵、時代劇の人物たち。金工技術の発展にも関わらず、彼らは「ジュエリー」を身に付けていなかった。
伝統や技術を綿々と紡いできた、江戸の職人たち。彼らが、この空白を埋める“Fictional jewelry”を作ったなら?
過去と今、伝統と架空が入り混じった、新しいジュエリーのカタチをご提案します。

写真提供 ㈲齋藤鍍金工場

メッセージ

鍍金(めっき)とは、さまざまな製品、部品、素材などに金属のとても薄い被膜(1/1000~1/100mm程度)を付ける加工技術です。
何のことやら意味不明でしょうが、皆様の身の回りのたくさんの製品に利用されています。スマートフォン、パソコン、テレビなどの家電製品。自動車、オートバイ、電車。船舶、航空機、ロケット。鉄骨、建築金物、家具部品、キッチン用品。時計、メガネ、アクセサリー、金メダル。などなど数え上げたらきりがありません。つまり私たちの現代の生活においてはなくてはならない大切な加工技術なのです。
 めっき加工をすることにより、電気が通りやすくなったり、硬くなったり、錆びにくくなったり、見た目が美しくなったり等々、製品や部品の性能や機能を大きく前進させることができます。しかも、とても薄い被膜なので、製品を小さくすることができ、同時に使う金属も少量で済むので、とてもエコな技術とも言えます。
 このように、めっき加工はさまざまな面から皆様の生活を快適に豊かにしているとても優れた加工技術です。私たちはこの“めっき加工”という重要な仕事を生業としている事業者の団体です。一般的にはなじみが薄い加工技術だと思いますので、皆様に知っていただき、お役に立てるような情報を発信してまいりたいと考えています。

組合・団体情報

組合・団体名

東京都鍍金工業組合

住所

〒113-0034 文京区湯島1-11-10

TEL/FAX

TEL:03-3814-5621 FAX:03-3816-6166

[お問い合わせ先]

東京都中小企業団体中央会 業務課

〒104-0061 東京都中央区銀座二丁目10番18号
TEL: 03-3542-0317 FAX: 03-3545-2190

本事業は、中小企業受注拡大プロジェクトの助成を受けて実施しています。

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